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心身障害者福祉センター

2022.09.1

ひまわりの一日⑤  リハビリスポーツ


こんにちは ひまわりです。

9月になりましたが夏の暑さがまだまだ残る毎日、ひまわりの庭?では少し前まで『ひまわり』ではなく白百合(タカサゴユリ)が満開でした。

 

凛とした姿に、眺めているこちらも思わず背筋が伸びる気がします。

 

前回から少し時間が経ってしまいましたが、今日はプログラムの一つ、「リハビリスポーツ」をご紹介したいと思います。

 

ひまわりでは週に3日 体育館 サン・アビリティーズ城陽の研修室をお借りして「卓球バレー」をプログラムに取り入れています。

卓球バレーについてはご存知の方も多いかと思いますが、卓球台を囲むように座った姿勢で、板状のラケットと、音のするピンポン球「サウンドボール」を使って行うスポーツです。

座って行う事、ラケットを片手で操作することから 通常の卓球やバレーボールと比較して、幅広く多くの方に楽しんでもらえるスポーツです。

ひまわりの利用者さんたちも、(そして職員も)卓球バレーで心地よい汗を流して、リフレッシュしています。

 

体育館に移動して、まずはみんなで協力し合い準備します。

必要な道具の用意や部屋の換気など、出来るだけスピーディーに、かつ安全に行うために、一人一人が「自分は今何をしたら良いか?」を自発的に考えたり、声を掛け合ったりして動いています。

 

準備が整ったら、まずはしっかりと準備体操

全員で順番に体操の内容を提案していきます。

 

体操の後は、プレーの前にルールの確認です。この時も全員で順番にルールを挙げていきます。

 

そして、準備万端整ったところで、いざ勝負! です。

マスクと目隠しで皆さんの表情をお伝えできないのが残念ですが、実際の訓練時間中は白熱したラリーの応酬やミラクルショットなどのナイスプレーや、思わず大爆笑の『珍プレー・好プレー』が飛び交い、笑顔の絶えない時間となっています。

はじめは遠慮がちにプレーされていた方が、スピードのあるボールにも素早く反応出来るようになったり、勢いのあるボールを打てるようになったり、他のプレーヤーをフォローするようなプレーが見られたりと、どんどん上達されていくのがよくわかります。

 

 

また、人数が揃わなかったり、体育館を利用出来ないなどで卓球バレーが開催できない時は、「ボッチャ」を実施するときもあります。

昨年度の東京パラリンピックでも日本チームの活躍を目にされた方も多いのではないでしょうか?

 

 

スポーツを通して、身体機能面の向上が見られるだけでなく、ルールの理解、準備や片付けなどを協力して行っていく集団行動などを自然に体験していただくことも、生活訓練の取り組みとして有効であると感じます。

 

定期的に卓球バレーやボッチャを楽しむ取り組みが行われている自治体もあり、ひまわり以外にも、地域での活動へ参加されるきっかけに繋がり、社会参加の拡大をはかることが出来れば、さらに喜ばしい事です。

 

このほかにも、皆で楽しみながら、かつ身体機能・認知機能の向上を図れる時間をたくさん共有していきたいと思います。