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附属リハビリテーション病院

2023.02.28

手話について学び・改めての「気づき」


「手話を勉強したい」という医療スタッフからの提案を受け、

社会福祉法人京都聴覚言語障害者福祉協会の先生方にオンラインによる手話研修を行っていただき、徳永大作院長はじめ多職種の職員が2回にわたり、手話に関する基本的な知識と実際の手話の動作を学びました。

 

 

 

 

 

とても印象的だったのは、手の動きだけでなく、表情や視線の向け方などによって、伝わり方やメッセージが大きく変わってくるということでした。

確かに「おはよう」という挨拶でも、無表情で目も合わせずに交わすのと、笑顔できちんと相手を見ながら交わすのとでは全然違いますよね。

 

 

 

医療や福祉の現場では、様々な障害や困難さを抱えている方に出会うことが多々あります。そのような時、どうしたらご本人が伝えたくても伝えられない本当のニーズを理解することができるのか、どうしたら患者さん・利用者さん中心のサービスが提供できるのかと悩むことがあります。

 

今回の研修を通じて、手話の知識だけでなく、相手の立場に立って相手を理解しようとするということ、そういったコミュニケーションの本質こそがとても大切なことだと学ばせてもらいました。

 

 

 

京都府の「言語としての手話の普及を進めるとともに聞こえに障害のある人とない人とが支え合う社会づくり条例」が目指す、「聞こえの共生社会」の実現に向け、これからも自分たちにできることを考え、学んでいきたいと思います。

 

貴重な研修機会を設けてくださいました社会福祉法人京都聴覚言語障害者福祉協会の講師並びに通訳士の先生はじめ関係の皆様に改めて御礼申し上げます。