施設のお知らせ
2015.11.26
11月7日、9日、11日、16日と4日間に渡り、リーダー・管理職を対象に研修を行いました。本研修は法人内で発生した虐待事案を該当施設の職員も該当じゃなかった施設の職員もそれぞれの立場から自分たちの課題をつかみ、今、私たち法人が外部からどう見られているのかを真摯に受け止め、そこから力強く乗り越えたい。そして、乗り越えるために施設を導くリーダー層の職員対象に自覚してもらうという目的で企画したものです。
講師は虐待防止研修でもお世話になりました、NPO法人PandA-J代表の堀江まゆみ先生と虐待防止委員会の外部委員を務めて頂いております社会福祉法人京都ライフサポート協会理事長の樋口幸雄先生にお願いいたしました。
前半は樋口先生からこれまで関わって下さった立場からのご意見やご自身の経験や取組みをお話しいただきました。
◆利用者主体であれば絶対に起きない。
◆難しいことじゃない“普通の感覚を忘れないこと”
◆職員一人一人が自責的に働けているか
◆今必要なのは「安全ですよ」ということを社会に示すこと
◆経営ができてこそいい支援はできる
業務の生産性・合理性は質の高い支援につながる
◆管理職は全ての取組みの「責任者」真っ先に先頭に立つ者
◆良い支援環境は良い支援者を育てる
大変厳しい内容ではありましたが、先生の言葉一つ一つが心に突き刺さり、深く考えさせられました。
後半は講義を受けて、改めて法人全体として何が足りなかったのか、進めている取組で効果があったもの、効果が出ていないものは何かを意見交換しました。
法人内の専門性の活用やセルフチェックリストの活用など風通しを良くする取組として具体的な意見もいくつか出てきました。
長い間積み重ねられた習慣や風土を変えることは容易ではありませんが、仕組みを作りスピード感を持って一歩ずつ進んでいきたいと思います。
(法人事務局 佐山)