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法人事務局

2016.11.21

メンタルヘルス向上の取組み


 去る10月12日・18日に教養研修「ストレスマネジメント(ストレスチェック制度導入研修)」を

開催しました。

 

 

 当法人では、10月末からストレスチェック制度を導入しましたが、本研修にて、制度導入前に
安心して職員がストレスチェックを受けることができるよう概要等の説明を行うとともに、メンタ
ルヘルス向上のため、自分自身が心身の状態を把握して効果的な対策をとれるようセルフケアにつ
いて学びました。
 
 講師には、一般財団法人 京都工場保健会の内田陽之先生(10/12)・岩佐浩先生(10/18)を
お招きし、ご講義いただきました。両先生とも日常の具体的な事例をもとにわかりやすくご説明
され、時にはユーモアも交えつつ! 2日間で約90名程度の職員が参加しましたが、とても和やか
な雰囲気の中、楽しく学ぶことができました。

 

 前半のストレスチェック制度の講義では、制度の目的や、個人情報は本人に不利益が生じない

よう厳重に管理されること、結果に応じて医師等のサポートを受けられること等を確認しました。

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講義中の様子

 後半は、セルフケアについて学びました。

 その中で、わたしが特に印象的だったのは、

「『あなたがつらいか、つらくないか』という自身の基準を大切にする」という言葉です。

 熱心な人ほど “もっと大変な人も居るから” とお疲れサインにフタをして、知らず知らずの

うちに自身の心に負担をかけてしまっているのかもしれないなとドキリとさせられました。

 

 また、ストレスへの対処についても、①問題解決に取り組むこと、②気晴らしをすること、

③思考を切り替える(柔軟にする)こと、④相談すること等挙げて、得意な方法で対処して

いけばいいことを教えていただきました。

 

 研修の最後には、たくさんの単語の中から「わたしの大切なもの」を選び、グループで

自身が選んだキーワードをシェアするワークを行いました。それぞれの選択には各人の価値観や

思いが伺え、他の人に話すのが気恥ずかしくもありましたが、なんと、このワークが参加者に

大好評でした!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

グループで「わたしの大切なもの」を発表

  受講後のアンケートには、「ワークは、自分自身を振り返る良い機会となり、人との違いに

ついて再認識できた」「“自分が辛いか、辛くないか”という自身の基準を、優先し大切にすることは

現代社会においては難しくもあるが大切なのだと感じた」等の声があり、改めて自分自身の心と

向き合う機会になったのではと思います。

 

  ストレスチェック制度の導入は、事業所として義務づけられた制度ではありますが、職員が

明るく健康で働きやすい職場づくりにうまく活用し、また、安全衛生委員会での分析や議論、

研修その他さまざまな取り組みの企画などを行いながら、職員のメンタルヘルス向上をめざして

いきたいと思います。

 

 

(法人事務局 山田)