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2018.05.2

しょうぶ湯に入って、子ども時代に思いをはせて彡


   5月1日にしょうぶ湯をしました。端午の節句はしょうぶの節句ともいい、葉の形が剣に似ていて、香り高いことから邪気を払う力があるそうです。利用者の方と匂いをかいでみましたが、「う~ん、わからへんなぁ」とおっしゃっていて、とてもほのかな香りでした。実際に健康効果もあり、血行をよくしたり、神経痛やリウマチ、肩こりにも効くのだそうです。ちなみに、花しょうぶは飾るのには良いのですが、香りはないのでしょうぶ湯には向かないのだとか。

 普段入浴がお好きでない方も、しょうぶ湯には「入ろうかなぁ」と多くの方が入浴されました。その様子を、男性の方にお願いしてパチリと撮影させていただきました。

 「しょうぶ」は「勝負」、さらには「尚武」に通じることから、甲冑や武具等の模様にも使われたそうです。利用者の方に話をうかがうと、しょうぶを軒につるしたり、頭に巻いたりしたと教えてくださいました。本で読んだ話には子供が武士をまねしてしょうぶを刀に見立てて地面を打ち合ったり、兜を作って遊んでいたのだとか。皆さまは、端午の時期をどのように過ごしておられましたか?

 右の写真は、洛南寮の庭に咲いている花です。育てている方に種類をお聞きすると、あやめじゃないかと。花しょうぶにもよく似ていますね。5月を象徴する花の便りも届いています。

(養護課 倉橋)