視力障害者福祉センターでは、毎年、利用を希望される方を対象にした体験見学会を開催しています。

　今年も７月３０日に夏の体験見学会を行いました。暑さ厳しい中、利用希望者１７名、付き添いの方７名が参加してくださいました。
　中には遠く九州からフェリーでいらっしゃった方もあり、私たちもいっそう張り切って対応させていただきました。

　施設紹介のコーナーでは、センターのサポート内容・入所試験や授業内容・経費・卒業後の就職状況などについて説明させていただきました。狭い部屋ではありましたが、その分皆さんが熱心に聞いてくださっているのを身近に感じることができました。
　また、卒業生の方から、視力センターで過ごした３年間の思い出などについて、お話いただきました。これは普段の施設見学では聞けない貴重なコーナーです。実は私たちにとっても利用者さんの感想が聞ける大切な機会となっています。

　あんまの体験コーナーでは、叩打法（たたく方法）を一緒に練習していただきました。いろいろな方法があることに驚いたり、上手にできるようになって喜んだり、皆さん笑顔で取り組んでおられました。

　はりの体験コーナーでは、シリコンの台に鍼（はり）を刺す練習をしていただきました。鍼の細さや刺す難しさを実感されたのではないかと思います。
　不安よりも技術習得への意欲が上回っておられると嬉しいです。

　また、パソコンの画面読み上げソフトやプレクストークの紹介コーナーでは、学習への利用方法について、積極的に質問してくださる方が多くおられました。

　　視力センターに興味を持ってくださった皆さん、ご参加、本当にありがとうございました。「ここにしよう！」と思っていただける機会になりましたでしょうか。
　再度お会いできますことを職員一同楽しみにしております。

　次回、秋の体験見学会は１０月１３日（火）に予定しております。視覚障害のある方であんま、はりに興味をお持ちの方は、この機会にぜひご参加ください！！

 

※秋の体験見学会の詳細はこちら

 

川口