施設のお知らせ
2015.07.30
実務につながる基礎的な知識と技術を改めて学ぶことで安心安全なサービスの提供や虐待防止、職員の質の向上をめざすこととし、急遽、今年度の研修のメニューに実務専門研修Ⅱを加えて開催いたしました。テーマとしては、障害児(者)と高齢者への支援に焦点をあてました。
7月6日、10日、13日、14日の計4回にわたり桃山学園において「自閉症スペクトラムの特性と構造化のアイデア」と題して行った研修には、当法人の発達障害者支援センターの職員が講師を務め、自閉症スペクトラムの障害特性や“構造化”について基礎から学び専門性を高める機会とし、桃山学園の職員や他の児童対象施設の職員が受講しました。
講義では、発達障害者支援センターで相談支援業務にあたる職員がわかりやすく例をあげて説明し、障害児(者)が見通しを持てるようなサポートの仕方や、生活しやすい環境の整え方についての話を聞きました。
参加者からは、「児童一人ひとりに寄り添い理解し児童にとってわかりやすい支援をしていく必要性がある」、「ダメダメではなく誉めることにポイントを置く取り組みが必要である」、「課題を高次化するのではなく自力でできることを増やしていくようにしたい」などの声が聞かれました。
相手を誉めることや肯定的な言葉がけは自閉症スペクトラムの方だけでなく、職場でも子育てでも大切なこととして応用できるものだなとも感じましたし、研修で学んだことを職員間で共有しあってより良い施設をめざそうと思います。
(法人事務局 青木)