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施設のお知らせ

視力障害者福祉センター

2024.10.8

職場見学に行ってきました!


 9月26日(木)、来年3月卒業予定のはり科3年生3名とあん摩科3年生2名の合計5名とともに職場見学に行ってきました。

 視力センターでは、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師免許取得後の進路・就労先の参考になるよう、毎年3年生のこの時期に職場見学を実施しています。

 今回は、センターの卒業生が機能訓練指導員として就労している通所介護施設「向日葵(ひまわり)」と、同じくセンターの卒業生が開業している治療院「鍼灸マッサージえん」を見学させていただきました。

 初めに訪問した通所介護施設「向日葵」は、北山通に面した北山ふれあいセンターの3階にある、とてもきれいで明るく、アットホームな雰囲気のデイサービスでした。
 まず、施設内の設備や利用者さんの一日の流れ、行事など施設の概要についてお話を伺った後、実際に先輩でもある機能訓練指導員の方が高齢の利用者さんに機能訓練を行っている様子を見学させていただきました。
 利用者さんとコミュニケーションをとりながら、関節可動域訓練や筋力増強訓練、ストレッチなどの運動療法を、適格に指示を出しながらテンポよく実施される様子を間近で見ることができ、とても勉強になりました。
 また、質疑応答では、機能訓練の内容や目的、留意点、必要とされる知識や技術などについてお答えいただき、貴重なお話をたくさん聞くことができました。生徒からは、強度の弱視にも関わらず、利用者さんのいる場所や身体の状態などを把握し、確かな知識と技術、コミュニケーション能力で晴眼の方々の中で仕事をしておられる姿に驚いたという感想が聞かれました。

 

写真1 通所介護施設での様子

 

 一方、鍼灸マッサージえんでは、室内の配置や使用しているリネン類、往療の際の持ち物などを手で触れながら確認させていただきました。また物療機器であるホットマグナーや電気温灸器を実際に体験させていただき、治療院に必要な備品のイメージが湧いたのではないでしょうか。
 開業場所として選んだ理由や経営の方針、施術室を管理する上で注意していることなど治療院経営についての貴重なお話も聞かせていただきました。
 その後、患者さんの痛みを緩和するための「生きたツボ選び」の大切さについて、生徒一人一人の痛みのパターンに合った選穴とアプローチを全員に実践してくださり、センターでは学べない技術を体験することができ、大変勉強になりました。

 

写真2 治療院での様子

 2ヶ所の見学先では、お忙しい中、私たちのためにお時間を取っていただき、本当にありがとうございました。今回の有意義な体験を経て、卒業後、就労する自分の姿が少しでも具体化できていればと思っています。

 卒業まで残り半年ですが、3年生全員が希望する進路に進めるよう、免許取得と就労に向けて今後も引き続き支援していく予定です。3年生の皆さん、目標に向かって一緒に頑張っていきましょう!!

(川口)