施設のお知らせ
2015.11.5
地域支援部門では、保育・療育・教育機関、福祉関係機関や行政からの要請を受けて職員を派遣しています。今回は10月23日(金)に山城南圏域(木津川市や精華町など京都府の一番南の地域で、子育て世帯が多く、出産数も多い地域です)の発達障害者自立支援協議会発達部会の第1回学習会で「支援ファイル」の話をしてきましたので報告します。
京都府の障害者支援課と教育委員会が市町村に向けてモデル的な支援ファイルをワーキングチームを設けて作成した時の委員として参加させていただいた事がきっかけで今回の学習会の講師として呼んでいただきました。
「支援ファイル」は、ライフステージごとの子どもの成長発達の記録を残していく物です。支援が必要になった時には、一から子どもの様子を説明しなくてもファイルを使うことで関係者に子どもの様子を伝えることが容易で保護者の負担を減らし、子どもにとってもより良い支援を受けられるためのツールです。
今回の学習会では、支援ファイル作成の経緯や使い方を説明するだけでなく、参加者の人たちに実際に書いてもらったり、グループワークで使い勝手についても検討していただきました。
誰もが使い易い物を地域ぐるみで作成し、発信していくためのお手伝いをさせていただけたかなと思っています。「支援ファイル」が京都府内のどの地域でも気軽に手にしてもらえるよう今後も支援を続けて行きたいと思います。
(京都府が作成した支援ファイルモデルのひな形は京都府のHPからどなたでもダウンロード出来ます。使い方が分からない時は何でも聞いてくださいね!)
長谷川福美