施設のお知らせ
2018.05.30
5月12日(土)、13日(日)に「第1回 パラ・パワーリフティング チャレンジカップ京都大会」が開催されました。
初日は強化指定選手の方を中心に競技が行われました。2016年 リオパラリンピック出場選手でもある三浦選手、大堂選手、西崎選手も参加されていました。
また、観客の方々に向けた「パワーリフティング体験会」も行われました。
2日目は「強化指定選手を目指す一般の選手が参加する部門」、「IBSA(視覚障害)の選手が出場する部門」が行われました。
大会の様子(西崎選手)
西崎選手が試技を行われています。ブレることなく止めも完璧で綺麗な試技でした。吉田理事長や三浦選手が試技についての解説をされていたので、見所が分かりやすくとても面白かったです。
大会の様子(村井選手)
試技に入る前の様子です。会場全体が静寂に包まれ、緊張感が高まります。
選手一人一人にそれぞれのルーティンや「間」があり、そういった部分を見るのも1つのおもしろさではないかと感じました。
この後、村井選手は試技を成功させて優勝されたのですが、大会終了後に声をかけてくださり、「止めがまだまだです」と笑顔でおっしゃっていました。優勝しても、次の課題を見つけられていて、本当にすごいと思いました。
体験会の様子
中辻選手や体育館館長を中心に一般の観客の方々に体験会が開かれました。
なんとバーだけで20kgもあります。しかし、皆さん30kgに挑戦されたり中には50kg近く上げられている方もおられました。
見ているだけでなく、体験会を通じて、パワリフの「楽しさ」、「難しさ」、「大変さ」というものを肌で感じることができたのではないでしょうか。
集合写真
競技中というのはそれぞれの選手が、記録更新や日本記録に挑戦など緊迫した空気感や緊張感がありましたが大会終了時には皆さん笑顔で大会を終えられました。
なんと、馬島選手、樋口選手、マクドナルド山本選手、森崎選手、成毛選手、IBSAセッションでは瀬川選手が「日本記録」での優勝です!!
本当におめでとうございます。日本記録という素晴らしい記録を心障センター体育館で残されたこと、本当に嬉しく思います。
パラ・パワーリフティングは一瞬で勝負が決まる競技ですが、少しのミスで失敗に終わってしまう事もあります。
単にバーを重くすれば良いというものではなく、試技の一瞬でとてもたくさんの技術が必要なのだと感じました。特に選手の方々との話で「止め」がとても大切だと分かりました。
短い試技の中に様々な要素が含まれた、複雑で難しい競技だと感じたのと同時にパワリフの奥深さを少し知ることができたのではないかと思います。
長くなりましたが・・・
選手の皆様、並びにスタッフや会場設営に協力してくださった皆様、本当にお疲れ様でした。
素晴らしい第1回大会が開催されて本当に良かったです。ありがとうございました。
体育指導員 木村 優介