施設のお知らせ
2020.10.1
9月4日、7日、9日、11日に福祉型クラスの保護者を対象にした保護者支援を実施しました。
「生活動作と運動遊びについて」というテーマでOT(作業療法士)から下記の内容をお話ししていただきました。
〇日常生活動作についての解説
日常生活動作の練習の中で「どうしてうまく出来ないのだろう」「何から始めたらいいのだろう」と感じた際に考えるべきポイントについて話していただきました。
意欲や注意力だけでなく、手指の使い方や姿勢、環境等、色々な要素が整っているかどうかを考えながら日常生活動作に取り組めるようにサポートしていくことを、OTさんの介助の例も見ながら解説していただきました。
〇動作を体験してみよう
座位・立位の姿勢のチェック、着替えの動作等。実際に保護者の方にも練習グッズ(ヘアバンド・リストバンド)を用いて着替え動作を体験していただきました。
〇基本の動作と感覚を育てる遊び
姿勢のコントロールにつながる遊び、手と目の発達を促す遊び等様々な遊びを紹介していただきました。
お話と合わせて体験する内容ということもあり、皆さん真剣に聞いたり体験に参加しておられました。
中には、「うちの子の場合はどうやって練習したらいいのか」等をOTさんと相談しておられる方もいらっしゃいました。
参加された保護者の方からは、
・姿勢が着替えにも大切と分かり、目からうろこだった。
・服を着るという事を子どもの立場に立ってやってみながら、どういう風にしていけばいいか細かく教えていただけて良かったです。
・どうしても全部やってしまいがちですが、余裕のある時は、子どもに合うやり方を見つけていきたいです。
等の感想が聞かれました。
今回の保護者支援の内容を遊びや日常生活動作の練習に取り組む際の参考にしていただけると幸いです。
遊びや日常生活動作の中で大人はつい手を貸してしまいがちになります。けれども、自分でできる力に繋げるためにも子どもたち自身で取り組んでもらう場面も大切していただけたらと思います。
取り組み方等について悩まれることがありましたら、いつでも担任やOTさんにご相談ください。
ご参加ありがとうございました。
保育士: 井上 高井