施設のお知らせ
2022.10.20
こんにちは ひまわりです。
暑い暑いが合言葉だった夏も過ぎ、朝夕に秋の訪れを感じる季節となりました。
先日はひまわりの庭先に『赤とんぼ』がやってきました。
(ちょっと見にくくて申し訳ありません。)
食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋、・・・
その他にも秋は楽しいことがたくさんですが、今回は「勉強の秋」にちなんで、ということで、前回のリハビリスポーツ(卓球バレー・ボッチャ)に引き続き『認知リハ』の時間をご紹介したいと思います。
(ちなみに、某サイト「みんなのランキング」では 〇〇の秋 と聞いて思い浮かぶのは1位~4位が上記の順で、勉強の秋は12位でした)
「認知リハ」と聞くと、どのような内容が思い浮かぶでしょう?
高次脳機能障害とは『事故などで頭部に強い衝撃を受けたり、脳卒中などの病気にかかったりすることで、脳を損傷すると、身体的な後遺症が軽い場合や残らない場合であっても、損傷した部位により記憶力や注意力が低下することがあります。これらの症状を総称して「高次脳機能障害」と呼びます。(京都府・高次脳機能障害パンフレットより一部抜粋)』と定義されています。記憶したり注意したりといった『認知』の機能の低下に対するリハビリテーションの方法の一つとして、様々な課題を用いて訓練することが「認知リハ」です。
利用者さんお一人お一人によって症状も異なり、それぞれの得意な事や苦手な事なども考慮しながら、各自に適した課題に取り組んでいただいています。
一例を挙げると、計算や漢字・文章読解などのドリルや、迷路・間違い探しなどのプリント、タブレットのアプリを用いたプログラムなどがあります。
楽しみながら出来るものとして、新聞の紙面なども課題として活用してきた結果、様々な種類の課題がファイルにたくさん蓄積されています。
また、電卓をつかった計算などは、集中力や注意力を養うだけではなく、今後ご紹介する予定の就労に向けての職業(的)訓練にも繋がっていくものです。
みなさんとても熱心に取り組まれています。
はじめは45分間集中して取り組むことが難しかったり、見落としなどがあり課題の完成に時間がかかったりしていた方も、少しずつ難しい課題にも取り組むことが出来るようになってこられます。
同じ問題に挑戦した職員の方が苦戦したりすることも・・・(汗)。
「認知機能」の改善や向上 と聞くと、机に向かって奮闘するイメージが強いかもしれませんが、ただ「問題をこなす」のがゴールではなく、獲得された機能を『能力』として活用していただくことで、お一人お一人の生活がさらに充実したものとなるよう、支援していきたいと考えています。