施設のお知らせ
2024.10.9
リハビリテーション科の今井 寛 医長(リハビリテーション課長兼務)の論文が日本義肢装具学会誌に掲載されました。
以下、今井医長のコメントです。
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下腿義足のアライメントが上手くいかずに、歩きにくさを感じながら生活をされている患者さんは少なからずおられます。回復期リハビリテーションを終了し自宅に帰ったあとにも、環境の変化や加齢に伴う筋力低下によって歩様は変わっていきます。患者さんの状態によって装具のアライメントを変えていくことが重要ですが、すべての医療従事者が十分な知識を有しているわけではありません。論文にあるソフトウェアを使用することにより、下腿義足の適合判定を行う際の医療従事者の経験不足を補うことができ、患者さんにとってより望ましい義足を適合することが可能となります。
当院では、生活期の義足ユーザー様に対しても希望があれば、京都府身体更生相談所と協力して装具の調整も含めたリハビリテーションを行っております。お困りの方は火曜日の整形外科外来(担当:今井)を受診して頂けますと幸いです。
今井 寛:リハビリテーション科医長
京都府立医科大学 整形外科 併任学内講師