施設のお知らせ
2022.10.7
9月5日、6日、12日、14日の日程で、福祉型クラスの親子通園の保護者を対象にした保護者支援を実施しました。
「生活動作と運動遊びについて」というテーマでOT(作業療法士)からお話ししました。
子ども達にとって遊びは仕事のようなもので、遊びを通して様々な力を身に着けていきます。
遊びを通してついた力が食事動作や着替え動作等の生活動作に繋がる土台にもなっていきます。
保育の中で取り組んでいる遊びや、様々な動作に繋がる遊びについて紹介もしました。
また、今回は保護者の方に安定した姿勢と不安定な姿勢での道具操作を体験して頂きました!
姿勢が安定すると”注目のしやすさ・手の使いやすさ・力の調整のしやすさ”等、様々なやりやすさに繋がります。
ただ、何かに集中し始めると姿勢に意識が向きにくく、姿勢が崩れていきがちです。必要に応じて姿勢をサポートする物(箱椅子やクッション等)を活用する等、座る際の姿勢を大人が整え、少しでも取り組みやすい姿勢で生活動作を取り組んで欲しいと思います。
また、皆さん真剣に体験に参加されており、中には「うちの子の場合はどんな姿勢で遊ばせてあげたら良いのか」等をOTさんに相談される方もいらっしゃいました。
参加された保護者の方からは
・もっと自分でできるようになってほしいと思っていたけど、できるようになるにはまずは色んな力をつけることが必要なんだと分かった。
・子どもの様子も相談できてよかった。また家で過ごしている時の姿勢も意識してみようと思った。
等の感想が聞かれました。
今回の保護者支援の内容を遊びや生活動作の練習に取り組む際の参考にして頂けると幸いです。
遊びや生活動作の中で大人はつい手を貸して(貸しすぎて)しまいがちになります。けれども、自分でできる力に繋げるためにも子どもたち自身で取り組んでもらう場面も大切にして頂けたらと思います。
もし、取り組み方等について悩まれることがありましたら、いつでも担任やOTさんにご相談ください。
ご参加ありがとうございました。
担当:高井